モネの庭で味わう日本の味覚

モネの庭の弟である、日本の北川村のもうひとつのモネの庭は今回無事、2年目を越しました。2000年に開園されたこの庭は、多くのボランティアの人たちによって手入れが行われています。

天皇家の皇女をお迎えする10月末に合わせて、ジヴェルニーのモネの庭責任者ヴィエ氏も北川村へ向かいましたが、ジヴェルニーの庭を10日余り留守にするにあたって、5人の庭師に後を任せました。

1年前には日本にあるモネの庭の歩みはまだ、たどたどしいものでした。でも今回は、お兄さんであるジヴェルニーのモネの庭に、しっかり追いつこうとしています。
去年の北川村の花の庭の状態にはなんの調和も見られず、色の統一もないものでしたが、今年見た時は、ずっときれいになって、ジヴェルニーの庭を思わせる成長ぶりでいた。

もちろん、2つの国の間には大きな違いがあります。高知の年間平均気温は25度、夏は35度にもなり、その上台風の到来という厳しいおまけまであります。

日本の庭師はすぐれた水の庭をつくります。限られた空間の中ででも、実に無駄なくかつ、精密に。日本の庭師の人たちと顔を合わせる度、色々意見を交換し、興味ある植物を見せ合います。その結果として、今回はこんなにりっぱで美味しいナシを貰ってきました。”まるで、巨大林檎といった感じ。そして味は梨の味”ジヴェルニーの庭師たちはなんとかこの梨の接ぎ木を成功させようと試みます。また、日本の秋を彩る美しいコスモスいっぱいの田んぼの風景にも心打たれて帰りました。

また、彼らとの共同実験で、ジヴェルニーでも花の庭の真ん中の道に植えるカプシン(ナスタチウム)に新しい工夫がされます。2ヶ月前から土でいっぱいの袋に植え付けて、最初は陽の光をさけた場所に置き・・・


2002年 11月 15日
パリ・ノルマンディー